どうもこんにちわ、「米国株長期投資くらぶ。」のUsatoです。
本サイトでは、数ある米国株(アメリカ株)から選定した「バフェット株」と「テンバガー株」による最強ポートフォリオを構築し、長期投資を基本の投資スタイルとしながら市場平均以上のパフォーマンスを狙っています。
本記事では、米国株長期投資や、日本株も含めた投資初心者向けに、米国株投資におけるPERについて解説します。また、PERを用いた割安株を探し方(スクリーニング方法)についても解説します。
米国株のPERとは
まずはPERの基礎知識について解説します。
PREとは、ある銘柄の株価が割高か、割安かを見分けることが指標です。
言い換えると、銘柄の人気を表している指標です。
PERが高い=現時点で人気が高い=割高
PERが低い=現時点で人気は低い=割安
正確にはPERは「株価収益率」のことです。
株価収益率(PER)=株価 ➗ 1株あたりの純利益(EPS)
で計算された結果です。
「PERは15倍だ」という様に単位は「倍」で表現します。
PERが小さいほど、「本来の企業価値に対して割安な状態である」と言えます。
(興味がない初心者は読み飛ばし可能)
もう少し細かく解説すると、Price Earnings Ratioの略。現在の株価が「1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)」の何倍まで買われているかを表します。言い換えると、現在の株価に「EPSの何倍の値段が付けられているか」を表します。
PERは何倍だと割安なのか?
あくまで一般的な考え方ではありますが、米国株においては下記の基準で、割安・割高が判断できます。
PER | 対象銘柄の評価 |
15倍 前後 | 割安 |
20倍 前後 | 普通 |
25倍 以上 | 割高 |
例えば、2021/12/25クリスマス時点の[AMZN]Amazonの過去一年間(TTM)を対象として算出されたPERは、下記でした。
66.93倍と、現在Amazonは大変割高であることがわかります。
ただし、セクター(ハイテク、消費財など)によってビジネスモデルや、財務状況(キャッシュを多く保有すべきセクターなど)が異なるため、PERの傾向も異なります。
銘柄間でPERを比較する際は単純比較はできないという事は覚えておくべきです。
PERを使った米国株のスクリーニング方法
スクリーニング方法は、先ほどのPERの目安表をもとに、PER15倍前後の銘柄をスクリーニング条件で検索する事が基本となります。
スクリーニングの際のコツは下記となります。
- その銘柄の過去のPERと比較して下がっている=割安
- その銘柄が属するセクターの他銘柄や、セクター全体PERと比較して低い=割安
ただし、当然のことながらPERだけで投資対象を決める訳ではありません。
- その銘柄の事業の将来性が良いと確信していること
- 決算状態が良いこと
が前提となります。
米国株銘柄のPERの調べ方:現在値の調べ方・セクターとの比較方法
PERを調べる時は、Investing.com というサイトが使えます。
まず、ティッカーシンボルで銘柄を検索します。
銘柄の詳細ページで、Financials、Ratios、と開くとP/E Ratio(PER)が表示されます。
すぐ右にはIndustry(業界)の平均PERが表示されているので、業界に対してアウトパフォーム(業界平均以上)か、アンダーパフォーム(業界平均以下)か、すぐにわかるので便利です。当然、アウトパフォームしている銘柄を購入対象とします。
米国株銘柄のPERの調べ方:過去のPER推移の調べ方
特定銘柄の過去のPER推移を調べる場合は、 Macrotrends が便利です。
Stock Researchを開きます。
検索タグからティッカーシンボルで対象銘柄を検索します。
Price Ratios 、PE Ratioと開き、下にスクロールすると、PERの推移が表示されます。
PERの推移を調べることで、現時点でその銘柄が割高か、割安かがわかります。Appleの例でいうと、過去10年と比べると比較的割高の様です。2007年のリーマンショック直前とほぼ同等のPERであることがわかります。
今日はPERに着目した米国株銘柄のスクリーニングについて解説しました。
このスクリーニング方法を使って、割安株を検索し、将来の値上がりが見込まれる銘柄を見つけて下さい。
投資は自己責任で。それでは。
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