どうもこんにちわ、「米国株長期投資くらぶ。」のUsatoです。
本サイトでは、数ある米国株(アメリカ株)から選定した「バフェット株」と「テンバガー株」による最強ポートフォリオを構築し、長期投資を基本の投資スタイルとしながら市場平均以上のパフォーマンスを狙っています。
本記事では、PSR(Price to Sales Ratio)、つまり「株価売上高倍率」と、PSRの調べ方・確認方法について説明します。
PSR(株価売上高倍率)とは
まず、PSRについて考えるきっかけとなったのは、いつもお世話になっているこちらのサイトのじっちゃま(広瀬隆夫氏)のYoutube動画。
じっちゃまの米国株投資を学ぶウサギ
じっちゃまYouTubeまとめ「2021年1月3日以降の投資ストラテジー。マルティプル・コントラクションが起きてる今、グロース株は投資するのに悪環境?」
自分用に、PSRについてさらに簡単にまとめます。
まず、PSRの説明の前に、PERについて再確認。
PER(株価収益率)とは
株価 ÷ 一株あたり利益(EPS) = PER(株価収益率)
通常はPERを使用して、対象銘柄が割高かどうかを調べます。
PERではなくPSRを使う理由
グロース株の中には赤字会社がたくさんあります。そういう若い会社・新興企業の場合はPERが算出できないため、PERの代わりにPSR(Price to Sales Ratio)を使って、対象銘柄の割高/割安を調べます。
PSRとは
Price to Sales Ratioの略。
株価売上高倍率。
P/S Ratio (P/S 比率) とも表記される。
時価総額を年間売上高で割ったもの。
参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Price–sales_ratio
- PSRとは「売上高の何倍で株が取引されているのか」という尺度
- PERが指標として使えない赤字の新興成長企業の評価にPSRが使える
PSRの調べ方
PSRを調べる際は、こちらのサイトが大変便利です。
英語サイトではありますが、PSRに限らず他にもさまざまな指標を調査、比較することができます。
PSRを調べるには、まず対象銘柄をティッカーシンボルで検索します。
Valuation をクリックし下にスクロールします。
Price / Sales (TTM) が過去12ヶ月を対象期間として評価したPSRです。
Affirmのケースでは、PERは算出できていません。上部キャプチャの上の方にP/Eがありますが、NM(算出不可)となっています。
そこで指標としてPSRの登場です。
AffirmのPSRは20.71倍と、セクター平均の4.27よりも割高である事が簡単にわかります。
ではPSRはどのくらい変化してきたかというと、今から約5年前はIPOされる企業の平均PSRは約4.5倍でした。それが2021年末時点では約15倍になりました。つまり過去5年間でIPO企業のバリュエーションが約3倍値上がりしたということです。
じっちゃまの米国株投資を学ぶウサギ:https://jicchama.com/growth-5/
じっちゃまのコメントのとおり、AffirmはPSRでみても割高であるということがわかりますね。
以上、PSRとその調べ方のまとめでした。
投資は自己責任で。それでは。
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