English version: The Automated Forex Trading Journal: Why Manual Entry Is the Part That Fails
トレード日記、何回始めて何回やめましたか? 私は3回はやめています。。。ノートアプリに書いていた時期も、スプレッドシートを作り込んだ時期もありましたが、どれも2週間もちませんでした。
この記事では、トレード日記が続かない原因を分解したうえで、手入力をゼロに近づけて続ける方法を紹介します。結論を先に言うと、日記の中身を「事実」と「所感」に分けて、事実の側を丸ごと自動化するのが答えです。
トレード日記が続かない本当の理由
意志が弱いから、ではありません。書く量が多すぎるからです。
試しに、トレード1件あたりに書いている内容を並べてみてください。だいたいこうなります。
- 日付と時刻、通貨ペア、売りか買いか、ロット数
- エントリー価格、決済価格、獲得pips
- 損益額、スワップ、手数料
- そのトレードに入った理由、決済した理由
- ルールを守れたかどうか、次に活かすこと
このうち上の3行はすべて「事実」で、MT4/MT5の履歴を見れば分かることです。つまり書いている内容の大半は、転記作業にすぎません。
そして本当に価値があるのは、下の2行——「なぜそう判断したか」の部分です。転記で力尽きて、肝心の所感まで到達しないまま終わる。これが続かない理由の正体だと思っています。
トレード日記の中身を2つに分ける
自動化できる「事実」
日時・通貨ペア・ロット・エントリー価格・決済価格・pips・損益額・スワップ・手数料。これらは全部、MT4/MT5が持っているデータです。人間が手で書き写す必要はどこにもありません。
自動化できない「所感」
入った根拠、ルールを守れたか、次にどうするか。ここは自分で言葉にするしかない部分です。ただしこれは本来、1行で足ります。「指標前なのにポジション持ったまま寝た」で十分に振り返りの材料になります。
日記を「事実の転記+長文の反省」だと思っているうちは続きません。事実を自動で埋めて、所感は1行。この形にすると、1日にかかる時間は30秒くらいになります。
事実の部分を自動で埋める
私が開発・運用している「Pipsfolio」(MT4/MT5対応のトレード記録・管理ツール)は、まさにこの「事実」の側を自動で埋めるツールです。記録用EA「PipsfolioSync」をチャートに設置しておくと、決済されたトレードが自動でアップロードされます。

セットアップの詳しい流れはMT4/MT5のトレード記録を自動化する方法まとめにまとめているので、そちらもどうぞ。
自動で記録される項目
手入力は一切ありません。決済のたびに次の内容が積み上がっていきます。
- エントリー日時・決済日時、通貨ペア、売買種別、ロット数
- エントリー価格・決済価格、獲得pips
- 損益額、スワップ、手数料
- EAごとに設定したマジックナンバー(どのEAのトレードか判別できます)
振り返りの道具が勝手に出来上がる
記録が溜まると、口座ごとのページに振り返り用の材料が自動で並びます。
- 損益カレンダー:日ごとの損益が色付きで並びます。カレンダーを眺めるだけで「負けが固まっている週」が見つかります

- 損益曲線:資産の増減を折れ線で表示。どこで崩れたかが一目で分かります

- Pro統計:勝率、プロフィットファクター(総利益÷総損失。1を超えていれば利益超過)、平均勝利・平均損失、平均保有時間などを自動集計


手書きの日記だと、こうした集計を出すこと自体が別作業になります。自動記録なら最初から用意されているので、振り返りの入口に立つまでのコストがゼロになります。
正直に書いておくこと:所感の記入欄はありません
Pipsfolioには、トレード1件ごとに感想を書き込む欄は用意していません(入出金の記録にはメモ欄がありますが、トレードにはありません)。
なので私は、所感だけスマホの標準メモアプリに日付つきで1行書いています。日付さえ合っていれば、あとから損益カレンダーと突き合わせて読み返せます。「全部を1つのアプリに集める」ことにこだわらないのが、続けるうえではむしろ現実的だと感じています。
もし、ご要望があれば作るのは簡単ですのでご連絡下さい。
手入力ゼロで続ける3つのコツ
- 毎日書こうとしない:事実は自動で残るので、書かない日があっても記録は途切れません。所感は書きたい日だけでいいんです
- 所感は1行で切り上げる:長く書こうとした瞬間に翌日からやらなくなります
- 週1回、カレンダーを眺める時間を作る:日単位より週単位のほうが傾向が見えます。損益カレンダーと損益曲線を並べて見るだけで十分です
複数の口座やEAを走らせている場合は、口座をまたいだ振り返りも必要になります。そのあたりは複数口座のFX管理を1画面に:MT4/MT5・複数ブローカーをまとめて把握する方法で扱っています。
まとめ
トレード日記が続かないのは、書く量の9割が転記作業だからです。その9割を自動記録に任せてしまえば、残るのは「1行の所感」だけになります。
そして自動記録には、手書きでは得られないおまけが付いてきます。損益カレンダー、損益曲線、各種の統計。これらは日記を続けた先に欲しくなるものが、最初から揃っている状態です。
Pipsfolioは無料プランから利用できます。Googleアカウントで1分ほどで始められます。ぜひ一度試してみてくださいね。Pipsfolioを試してみる
セットアップの詳しい手順は使い方ガイドにまとめています。記録の自動化の全体像はMT4/MT5のトレード記録を自動化する方法まとめもあわせてどうぞ。
※本記事は情報提供が目的で、投資助言ではありません。

