- 投資に値する企業の「良い決算」の条件
- 米国株/ETF投資情報サービスSeeking Alphaを使って米国株のRevenue(収益)推移を確認する方法
- Seeking Alphaを使って米国株のEPSの「コンセンサス予想」と「実績」を確認する方法
気になる銘柄があった時にまず確認しないといけないのは決算情報。投資家の基本動作ですよね。でも、決算書には多くの情報が含まれていますし、複数銘柄の決算情報を確認するのは時間がかかって大変です。
ある銘柄に投資するかどうか判断するには、まず決算情報を確認することが投資家としての基本動作です。ただ、決算書は四半期ごとに各企業から発表されますし、1回で発表される情報量も多くて確認するだけでも大変です。
投資に値する企業の「良い決算」の条件
私は「じっちゃま」こと広瀬隆雄氏から学ぶことも多かったのですが、じっちゃまの著書で「良い決算」銘柄とは次の様に書かれています。
-良い決算の条件は3つ
(1)EPSが「コンセンサス予想」を上回ること。
(2)売上高が「コンセンサス予想」を上回ること。
(3)ガイダンスが、次の四半期のEPS、売上高予想を超えること。
詳細は著書を読んでくださいね。
じっちゃまが言う投資対象とすべき「良い決算を出し続ける企業」とは、最低限でもこの3つの条件に当てはまる企業です。
ただ実際に私たちがこの条件の銘柄を調べようと思うと、時間がかかりますし、決算書を読むのも結構大変です。保有済みの銘柄について調べるだけならまだしも、これから投資候補になる無数の銘柄について「良い決算」かどうかを調べるには、膨大な時間がかかりますよね。
Twitterや、じっちゃまのおむすびチャンネルなど、いろいろな人が気になる銘柄を説明するから、調べたい銘柄がたくさんあると大変ですよね。決算情報の調査だけでも時間がかかってしまい、アマチュア投資家は大変。そこで、調査を簡単にして「効率的な投資判断」を手助けしてくれるのがSeeking Alphaです。
「良い決算」かどうかをSeeking Alphaで簡単に調べる方法
私はSeeking Alphaを使って、気になる銘柄の決算情報を簡単に調べています。1銘柄、1分以内で素早く調べて投資すべきかどうか判断しています。じっちゃまがインスタやおむすびチャンネルで触れた銘柄もSeeking Alphaでささっと調べてます。
先ほどの「良い決算」条件の、(1)の一部 と (2)はSeeking Alphaで1分以内に確認できます。
(1)EPSが「コンセンサス予想」を上回ること。 ← Seeking AlphaでEPSがコンセンサス予想を毎年上回っている事を確認する
(2)売上高が「コンセンサス予想」を上回ること。 ← Seeking Alphaで「Revenue(収益)」が毎年伸びている事を確認する。売上高はSalesですが、Seeking Alphaで確認できるRevenueを確認しています。
(3)ガイダンスが、次の四半期のEPS、売上高予想を超えること。
Seeking Alphaでの操作手順をまずは動画で紹介します。動画中では、銘柄を検索後、Revenue、EPSの順で確認しています。ちなみにみなさんが確認しやすいように、この動画はゆっくり操作していますが、慣れるともっと短い時間で確認できる様になります。
この様に、1銘柄1分以内で、「投資に値する良い決算なのかどうか」を判断することができます。銘柄は無数にあるので、決算推移が悪かった場合は、私は原則投資対象から外します。
次に、各画面を紹介します。銘柄検索後に、決算のグラフを確認しています。
Revenue(収益)
良い決算のRevenueとは、過去実績が毎年右肩上がりになっていて、さらに今後の予想(ガイダンスであったり、アナリスト予想)も右肩上がりとなっています。
良い決算(Revenue)
良くない決算(Revenue)
EPS(1株当たり利益)
Seeking AlphaでEPSを確認するときは少し気を付ける必要があります。EPSはデフォルトでは四半期が選択されているので、毎年(Annual)と四半期(Quarter)のプルダウンを正しく選択する必要があります。私は年次でEPSを見たいので、プルダウンでAnnualを選択します。動画中もAnnualを選択しています。
EPSも先ほどのRevenueと同様に、過去実績が毎年右肩上がりとなっていて、さらに将来予想も右肩上がりとなっている銘柄は「良い決算」と言えます。Seeking AlphaのEPSグラフは良くできていて、毎年の見込み(Estimate)と実績(Actual)が並んだ形で確認できます。
良い決算(EPS)
良くない決算(EPS)
まとめ
- 投資に値する「良い決算」を出す銘柄とは、(1)EPS、(2)売上高が「コンセンサス予想」を上回ること。(3)ガイダンスが、次の四半期のEPS、売上高予想を超えること。
- このうち(1)(2)は、Seeking AlphaのSumarry画面で、1銘柄1分以内に簡単に確認できる。
Twitterやネットで気になる銘柄がでてきたら、まずはSeeking Alphaで決算情報をチェック!良い決算であれば、もっと深く調べていきます。これで多くの銘柄を調査できるので、おいしい投資情報も逃しませんよ🌵
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私はSeeking Alpha Premiumの年間契約ユーザーです。