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セクターローテーション 2022年4月の状態は?:投資戦略

投資の勉強:一億総株主時代!

どうもこんばんわ、「米国株長期投資くらぶ。」の 🐇うさと(USA-to)です。

本サイトでは、数ある米国株(アメリカ株)から、「テンバガー株」を組み合わせたポートフォリオを構築し、長期投資スタイルで市場平均以上のパフォーマンスを狙っています。

先週「セクターローテーション」について説明しましたが、教科書的にセクターローテーションについて解説したものでした。

本記事では、先日のセクターローテーションの解説を踏まえて、2022年4月時点の実体経済が、「セクターローテーション上どの様な状態なのか」という点について解説します。今回も投資初心者の方にもわかりやすいように、簡潔に説明する様に心がけています。

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セクターローテーションを簡単におさらい

セクターローテーションについてはこちらの記事で解説しています。


セクターローテーションとは、景気サイクルにおける好業績のパターンが循環すること でした。

そして、景気サイクルには、回復期 → 好況期 → 後退期 → 不況期 の4つの局面がある事についても解説しました。

現時点の米国株市場が、セクターローテーション上でどの状態か、私なりの解釈を書きます。


私は以下の様に、黒の矢印の場所が今の経済状態だと考えています。




具体的には次の状態です。

  • 景気が強い状態から弱い状態に変わろうとしている。
  • インフレになってしまっている。
  • 政策金利を上げ始めている。


ものすごく簡単に言うと、「米国株市場は今は黒の矢印に居る」です。

いま、起きていること

では、米国株市場の「いま、起きていること」「これから、起こること」は何かを、先ほどのセクターローテーションの図で確認しましょう。

まずは、「いま、起きていること」です。


今起きている事は、「好況期」から「後退期」に入ろうとしている、と言う事です。


そして、セクターローテーションのセオリーからすると、投資冥利のあるセクターは「エネルギー株」と言う事です。


日常生活にも影響し始めているので皆さんもご存じだとは思いますが、原油・天然ガスなどの上昇によりエネルギー株全般が高騰していますよね。目に見えた価格上昇のきっかけは「ロシア・ウクライナ危機」ですが、実際にはもう少し前からエネルギー価格は上昇していました。


上記のキャプチャはバンガード・エナジーETF(VDE:US)です。ロシアがウクライナに侵攻したのは2022/2/24です。実際にはもう1-2ヶ月前から侵攻リスクとして報道され始めましたが、エネルギー価格(ETF)はさらに前の2021/9月頃から上昇を始めています。


ロシア・ウクライナのリスクとは無関係に、エネルギー価格は上昇を始めていた、と言う事になります。価格上昇を始めたのは、年末・年始に米国株市場が崩れ始めるよりもさらに前ですね。


「後からはなんとでも言える」といえばその通りなのですが、すでに2021/9月頃からセクターローテーションの兆候が出始めており、エネルギー株に投資資金がシフトし始めていた、とも言えます。


これから、起こること

では、「これから、起こること」も見てみましょう。


先ほどの4つのエリアの図でいうと、これから起こる事は黒の矢印がもっと進む、と言う事。つまり、青エリア「不況期」に記載されているセクターの銘柄に「投資冥利」が出てくるという事です。

ただし、「もう少しで不況期に入りそう」と言っても、実際に不況期に入るまでの期間としては、1年を要する可能性もあります。
ですが、私自身は先回りして、青のエリア「不況期」に強い銘柄への投資をする準備を開始しました。


具体的には通信株、ヘルスケア株、消費安定株、公共株の選定です。青エリアのセクターの銘柄を、自分のウォッチリストに既に追加しました。


セクターローテーションに先回りする形で、長期投資の視点を持って早め早めに買っていこうと思います。

投資は自己責任で。それでは🌵

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