米国株(アメリカ株)への長期投資について、現時点で考えていることを毎週記録に残します。
「前週までの市場の状況」から「ポートフォリオ方針」を修正し「アクションプラン」を明確にします。この結果を今週以降の投資に反映していきます。
それでは、2022/5/23週の「米国株の何を買う?売る?」です。
今週から読みやすい様に、考えないといけない要素を事前に明確にする形に記事のスタイルを見直しました。
先週の状況
先週以前を含む世の中の状況です。先週執筆時点から状況や考えが変わった部分を赤文字にしています。
検討要素 | 状況 |
---|---|
金利 | 10年債、2年債共に、金利は頭打ちして下落 |
ドル円為替レート | 円高傾向 |
VIX(恐怖指数) | 低下 |
S&P500 | 上昇 |
Nasdaq | 上昇 |
DOW | 上昇 |
原油価格 | 上昇 |
PCE物価指数(インフレ確認) | 頭打ち傾向?判断は未だ早い。 |
CPI物価指数(インフレ確認) | 頭打ち傾向?判断は未だ早い。 |
想定
各要素に対して今の時点でどの様に想定を置くか、考えを明確にしておきます。
市場全体 | ベアマーケットが到来。5〜9月の間で市場の下落。ここから年単位先にリセッション。 → ベアマーケット終了か?よくわからない。 |
政策金利(利上げ) | 5月:+0.5% 6月:+0.5% 7月:+0.25% 9月:+0.25% 11月:+0.25% 12月:+0.25% 2月:+0.25% 3月:据え置き |
為替 | 円高ドル安傾向継続 |
原油 | ・G7によるロシア産の天然ガス・原油を禁輸する状況から、西欧諸国で原油が逼迫して価格は上昇 ・22年3月ー23年3月ごろまでの1年間は原油価格キープか上昇 |
ロシア・ウクライナ情勢 | 市場への影響は限定的 |
ポートフォリオ方針
世の中の状況と想定から、ポートフォリオをどの様に組んで行くのか、その考えを明確にしておきます。
赤文字が先週から考えを変えた部分です。
株:キャッシュのバランス | キャッシュ投入して株購入 → キャッシュ多めに戻す(株購入ペースを落とす) |
ロング・ショート | ショート → 市場の方向感がわからないが、長期的には上昇する想定から、非レバレッジ商品・銘柄をロング |
重点投資セクター | ・エネルギーセクター継続 ・ヘルスケアセクター物色 |
アクションプラン
・保有しているショートETFを全売却 |
・ロングETF(VOOなど)、原油ETFの購入を検討 ・ヘルスケアセクターの購入を検討 |
・レバレッジのロングは下落時のドリフトを考慮して買わないか、買ってもごく少量 (ドリフト:値下がり後、ベースとする指標が同じ割合まで値上がりしても、レバレッジ商品は元の価格まで戻らない特性) |
現在の投資ポートフォリオの内訳
ポートフォリオの内訳の理想の状態について考えています。個別の投資対象銘柄を検討する前に、「投資資金」と「キャッシュ」のバランスを検討して管理することが重要だと考えています。
ポートフォリオ内訳について現時点で私が思う「理想比率」と実際のポートフォリオの「現状比率」のギャップを表したものが次の表です。
内訳 | 理想比率 (先週時点) | 現状比率 | 理想 (円) | 現状 (円) |
米国株 | 75% (+10%) | 67% | 1,494,995 | 1,337,364 |
日本株 | 15% (同様) | 14% | 298,999 | 283,500 |
キャッシュ | 10% (-10%) | 19% | 199,333 | 372,463 |
投資信託 | 0% (同様) | 0% | – | – |
グラフで見ると次の状態となっています。円グラフの「内側:理想比率」、「外側:現状比率」を表しています。
底を打ったか、未だ下落するかわからないところですが、VOOなどのETFを買っていこうと考えています。
現時点のセクターごとの内訳をグラフ化してみました。今後、レバレッジETFのショートは売却して、ヘルスケアセクターを買っていこうと考えています。
保有米国株・ETFをローテーションの4つの期(とその他ETFのQYLD)に分類してグラフ化してみました。今の時点で後退期、不況期が得意なセクターの銘柄に資金を投入しています。
先週はNasdaqも含めて市場が少し持ち直しました。先週時点では私は7−9月ごろまでは市場は下落して、その後で上昇と想定を置いていたので、ショートのETFであるSPXSを購入していました。SPXSの購入目的は、それまでに保有していたバリューや配当系銘柄の下落に対するヘッジです。
ただ、先週の市場の持ち直しで、市場全体が上昇する可能性も少しあると思えてきましたBloombergなどを読んでみても、アナリストや市場関係者のポジティブな意見とネガティブな意見がどちらも聞こえるようになっています。
金利を考慮するとまだグロースを中心に株価は下落すると私自身は思っているのですが、正直どっちに転ぶかわかりません。
長期で見ると米国市場全体は右肩上がりをするという前提は引き続き置いていますので、VOOやVTIなどの市場全体や特定セクターのETFを購入することを検討します。
レバレッジ商品は買っても少額にします、とここで宣言しておきます。
レバレッジの魅力(魔力?)に惹かれて、レバレッジロングを買いそうになっていましたが、落ち着いてこの記事を考えていたら、「いや、ロングのレバレッジはドリフトもあるので選択肢としてないな」と思い至りました😅 危うくダークサイドに落ちるところでした、危なかった。
バフェットの言う様に、ゆっくり金持ちになればいいんです。
米国株(アメリカ株)市場の重要指標・イベント
来週米国株市場は月曜日はお休みですね😊
投資は自己責任で。それでは🌵