米国株(アメリカ株)への長期投資について、現時点で考えていることを毎週記録に残します。
「前週までの市場の状況」から「ポートフォリオ方針」を修正し「アクションプラン」を明確にします。この結果を今週以降の投資に反映していきます。
それでは、2022/6/13週の「米国株の何を買う?売る?」です。
先週の状況
先週以前を含む世の中の状況です。前回レポートから今回執筆時点までの間に状況や考えが変わった部分を赤文字にしています。
検討要素 | 状況 |
---|---|
金利 | 10年債、2年債共に上昇 |
ドル円為替レート | 円安傾向 |
VIX(恐怖指数) | 低下→上昇 |
S&P500/Nasdaq/DOW 市場 | 方向感不明。下落? |
原油価格 | 上昇 |
PCE物価指数(インフレバロメータ) | 判断は未だ早い。 |
CPI物価指数(インフレバロメータ) | 頭打ち傾向?判断は未だ早い。→上昇、インフレ継続。 |
今後の米国市場の想定
株価に影響を及ぼす各要素に対する想定を明確にしておきます。
要素 | 想定 |
---|---|
市場全体 | ベアマーケットが到来。6〜9月の方向感はよくわからない。ここから年単位先にリセッション。 |
為替 | 円安ドル高 |
原油 | ・G7によるロシア産の天然ガス・原油を禁輸する状況から、西欧諸国で原油が逼迫して価格は上昇 ・22年3月ー23年3月ごろまでの1年間は原油価格キープか上昇 |
ロシア・ウクライナ情勢 | 市場への影響は限定的 |
CME FedWatch 予想金利
CME FedWatchで公開されている予想金利のうち、想定者が最も多いボリュームゾーンをグラフ化しました。
市場関係者は金利はまだまだ上がると想定しています。
グラフ中のカッコ月はFOMCの金利発表を予定していない月です。前月の予想金利のままと仮定しています。FOMCは年8回の定例会合と、必要に応じて臨時会合が開催されます。
ポートフォリオ方針
世の中の状況と想定から、ポートフォリオをどの様に組んで行くのか、その考えを明確にしておきます。
赤文字が先週から考えを変えた部分です。
株:キャッシュのバランス | キャッシュ多め(株購入ペースを落とす) |
ロング・ショート | 市場全体の方向感不明。どちらかといえば下落? 買う場合もドルコスト平均法で規模は小さくロング買い。リスクは取らない。 |
重点投資セクター・タイプ | ・エネルギーセクター ・ヘルスケアセクター ・配当重視銘柄 |
アクションプラン
エネルギーセクターを検討 ヘルスケアセクターを検討 バリュー、配当銘柄(ETF)を検討 |
・レバレッジのロングは下落時のドリフトを考慮して買わないか、買ってもごく少量 (ドリフト:値下がり後、ベースとする指標が同じ割合まで値上がりしても、レバレッジ商品は元の価格まで戻らない特性) |
現在の投資ポートフォリオの内訳
ポートフォリオの内訳の理想の状態について考えています。個別の投資対象銘柄を検討する前に、「投資資金」と「キャッシュ」のバランスを検討して管理することが重要だと考えています。
ポートフォリオ内訳について現時点で私が思う「理想比率」と実際のポートフォリオの「現状比率」のギャップを表したものが次の表です。
内訳 | 理想比率 (先週時点) | 現状PF比率 | 理想 (円) | 現状 PF(円) |
---|---|---|---|---|
米国株 | 60% (同様) | 53% | 1,211,040 | 1,076,300 |
日本株 | 15% (同様) | 15% | 302,760 | 294,700 |
キャッシュ | 25% (同様) | 32% | 504,600 | 642,452 |
投資信託 | 0% (同様) | 0% | – | 4,948 |
グラフで見ると次の状態となっています。円グラフの「内側:理想比率」、「外側:現状比率」を表しています。
市場の方向感はわからないです。数ヶ月の中期で見ると下落すると想定していますが、この想定を基にショートまでは行わないです。
手元のキャッシュはもう少しだけ株に変えようと思っています。
現時点のセクターごとの内訳をグラフ化しました。
買う場合も先週に引き続き、金利上昇局面で強いセクターを意識して、ヘルスケア、バリュー・配当銘柄を買います。
また、米国市場下落をリスクヘッジするために、米国市場で買える「中国市場ETF」の購入を検討します。
ちなみにセクターローテーションの各期に持株を割り振ると次の様になります。
米国株(アメリカ株)市場の重要指標・イベント
週の予定はこのようになっています😊
投資は自己責任で。それでは🌵