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今から暗号通貨・ビットコインに投資してはダメな理由:投資戦略

投資戦略

どうもこんにちわ、「米国株長期投資くらぶ。」のUsatoです。
本サイトでは、数ある米国株(アメリカ株)から選定した「バフェット株」と「テンバガー株」による最強ポートフォリオを構築し、長期投資を基本の投資スタイルとしながら市場平均以上のパフォーマンスを狙っています。

最近はポートフォリオの一部にビットコインやイーサリアムといった暗号通貨を取り入れている方も増えている様です。以前私もブームになる少し前にBTC,ETH,NEM,XRP,BCHなど複数の仮想通貨を持っており、ピークから下がったとろこで売った事で少しだけ利益が出た経験があります。(ピークで売れればもっとよかったのですが。)

今日はポートフォリオに暗号通貨を組み込むことについて考えをまとめました。今から暗号通貨・ビットコインに投資してはダメな理由簡単そうに見えますが半減期を見て投資してはダメな理由を書きます。

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このビットコインチャートを見て買う?売る?

まずは「つかみ」として簡単な問題をやってみましょう。これはある年月のビットコインチャートです。チャート上で見えている期間は半年程度です。この状況を見てあなたは買いますか?売りますか?

答えは後ほど。

これを念頭に置いて、ビットコインなどの暗号通貨について簡単に復習しましょう。テクニカルな事は深く書かずに、なるべく初心者にもわかりやすい言葉でまとめました。



ビットコインなどの暗号通貨についてまずはおさらい

ビットコインなど暗号通貨の仕組みはブロックチェーン

暗号通貨の管理や取引にはブロックチェーンという技術を使っており、ブロックチェーンという台帳(通帳の様なもの)に全ての取引が記録されています。ブロックチェーンを使って台帳を作ることで、2021年現在の技術では、改ざんや不正取引が不可能となっています。

ビットコインは不特定多数のマイニングによって成り立っている

マイニングとは前述のブロックチェーンに基づく取引をコンピュータで計算(検証)することです。このマイニング作業には誰でもPCやサーバーを持っていれば参加できます。マイニングの計算にPCを貸してくれた人には報酬が入る仕組みになっています。

ビットコインには半減期がある

ビットコインは半減期というルールに基づいて運営されています。半減期について説明します。

当初は一定のマイニングを行った方へのマイニング報酬は50ビットコインでした。ビットコインの運営上のルールで定義されている半減期は4年です。半減期である4年が経過した時点で、マイニング報酬が半分の25ビットコインとなりました。さらに4年経過した結果、現在のマイニング報酬は12.5ビットコインとなっています。

半減期とは、このマイニング報酬の額が半分になっていく期間の事です。

半減期の期間は約4年

半減期が来るのは21万ブロック(という一定規模)を計算された時、とビットコインのルールで決まっています。今のコンピュータの技術と、マイニングをする人(会社)の規模からすると、約4年ごとに半減期が来ることになります。次のビットコインの半減期は2024年と言われています。


過去の半減期とビットコイン価格の相関

ビットコインは半減期というものが4年ごとに来るということが仕組み上決まっています。そのタイミングでルールチェンジされるので、ルールに基づいて同様の買い・売りの心理が働き、同様の価格の動き方をしている、と見ることもできます。

具体的には、半減期から半年〜1年後にビットコイン価格が暴騰するという値動きだと言われています。

半減期から半年〜1年後に暴騰する理由は、需給関係に基づくものです。

先ほど説明した様に、半減期が来るとマイニング報酬が半分に下がります。その結果、ビットコインをマイニング(発掘)する人が減ります。つまり供給が減るということになります。ビットコインに対する需要が一定であると仮定すると、需給の関係から、市場原理に基づいてビットコインの価格は上昇します。

このルールに基づいて、「半減期から一定期間後に暴騰する説」は複数のサイトでよく書かれています。こんな感じ。

というのがよくある解説だが、みんなよく見ろよ〜〜!



半減期の後で急上昇するが、その後は暴落

半減期に着目したビットコインなどの暗号通貨の投資記事を見ると、良いところだけを切り取って書かれており、価格が上がる話しか書いていないですが、頭を使ってきっちり読み解くと(そんなに難しい話ではないけど)、暴騰の後で、必ず暴落が来ています。しかもかなりの規模の暴落。買ったはいいが、いつ暴落するかは読めないです。

半減期を手がかりに投資を謳っているサイトもありますが、やってはダメな投資スタイルだと考えます。

「半減期にとりあえず買えば、後で上がるってわかるじゃない」

そんな声が聞こえてきそうですが、チャートって、過ぎ去った歴史を遠くから眺めたら動きが確かにわかりますが、「その日」にいる「あなた」は価格の動きがわかるんですかねぇ・・。

さて、ここで本記事の最初に書いたチャートの問題に戻ります。

下記はビットコインチャートのとある時点を切り取ったものでした。この後のビットコインの価格の動きってわかりますかね??この後価格が上昇するという自信を持って買えますか?

こちらのチャートの時間軸の正解は2021年の1月です。







長期間のチャートでいうとこの辺り。

実際には先ほどの切り取った部分チャートの期間後に、ビットコイン価格はさらに爆上げしています。

ですが、2021年1月にいる当事者だとしたら、その後にビットコイン価格がさらに爆上げするって、読めないですよ。少なくとも私は。

ちなみに次の半減期は2024年です。「2024年に買って、2025年あたりに売れば、お山の頂点ではないにしろ、儲かるんじゃないの?」と思ったあなたには、次のお話があります。

この話を聞いても米国株に投資しますか?

この様な話を聞いたとします。

北米大陸の下で新たな巨大断層が発見されました。調査の結果、5年後に特大地震がほぼ間違いなく発生します。北米大陸は海に沈む可能性があります。ただし、地震の結果、新たなシェール資源が大量に発掘しやすくなり、米国経済をさらに強化する可能性もあります。そのシェール資源の調達量は地震から半年程度で半分以下に下がることもわかっています。

この様な情報をBloombergで読んだら、あなたは米国株に投資しますか・・・・?

2026年には量子コンピューターインパクト

先ほどの米国の地震の話は、これからビットコインなどの暗号通貨の世界に起こる変化を、米国と地震に例えたフィクションです(繰り返しですが、もちろんフィクション。)

IT業界では、2026年には量子コンピュータが一定レベルで実用化され、計算処理(特にスーパーコンピュータで大量の行列演算をする様な処理)にイノベーションが起きると言われています。

これは業界の人に聞いた話ですが、IT業界の偉い人は常に10年後、20年後の近い未来予想を出しており、Tech系/情報系の大学ではこの未来についても学習するそうです。そして、この未来予想は大体あたっているそうです。ビックデータやIoTは20年前から未来の姿として予想されていたらしいです。

量子コンピュータが2026年(10年先と言わない、超近い将来です)に実用化されると、「暗号通貨のマイニング」という大量の計算で成り立っているビットコインなどの暗号通貨の仕組みを根本的に破壊する可能性があると言われています。

いわゆるディスラプション(Disruption)ですね。

ちなみにディスラプションは暗号通貨に限らず、普通の投資対象の会社、業界でも起こっています。自動車業界におけるEV実現により、中国を中心に新興自動車メーカーが大量に現れたのもこの1つです。

技術革新によって、新技術を持った新企業が古い企業や業界を崩壊(ディスラプト)するという事象が起きます。少しでも前向きに聞こえる言葉で書くと「破壊的イノベーション」というやつです。

2026年前後には暗号通貨の業界でも量子コンピュータによってディスラプションが間違いなく起きます。

もちろん、しばらくすればブロックチェーンの計算にも量子コンピュータを使う様になるでしょう。ただし、ビットコインの様な既存の暗号資産が、今の計算を行う基盤やソフトウェアを量子コンピュータベースに変える事は簡単ではないと考えます。


2016年であれば暗号通貨に投資しても良かったのです。次の半減期である(およそ)2024年まで後わずか、しかもその後は2年で問題の2026年を迎えます。


「今から」暗号通貨・ビットコインに投資してはダメだと考えています。



北米大陸の下で新たな巨大断層が発見されました。調査の結果、5年後に特大地震がほぼ間違いなく発生します。北米大陸は海に沈む可能性があります。

5年後に暗号通貨の根幹を支えるブロックチェーンの技術に多大な影響を与える量子コンピュータが実用化されます。暗号通貨の仕組みが崩壊する可能性があります。

さてあなたはこの話を聞いて、米国株(=暗号通貨)に投資しますか?

それでは。投資は自己責任で。

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