どうもこんばんわ、「米国株長期投資くらぶ。」の うさと(USA-to)です。
本記事では「テンバガー候補銘柄まとめ」シリーズとして、将来テンバガー化するのではないかと思い私が調査した銘柄の将来性をまとめて紹介していきます。
時間が経つにつれて企業業績が変化していく経緯もまとめます。ある意味自分自身用のまとめです。本記事のテンバガー候補調査対象の銘柄は [BROS]ダッチ・ブロス:Dutch Bros Incです。
以下記事では、ダッチ・ブロス「正式名称:Dutch Bros Inc」という企業の将来性について調査した結果を記載しています。
また、今回より「あるべき基準」を記載し、基準に対する「現状の企業状態」を書いています。「あるべき基準」はこちらの書籍を参考にしています。
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの事業概要
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの成り立ち
- ダッチ・ブロス : Dutch BrosのIPO・現在株価・チャート
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの収益/売上(Revenue)
- ダッチ・ブロス : Dutch BrosのEPS
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの営業キャッシュフロー(Operating Cash Flow)
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの営業利益推移(Operating Income)
- ダッチ・ブロス : Dutch BrosのPERの推移
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosのアナリスト予想・実績
- ダッチ・ブロス : Dutch Brosの将来性
ダッチ・ブロス : Dutch Brosの事業概要
[BROS]ダッチ・ブロス:Dutch Brosは、高品質なハンドクラフトビバレッジ(手作り飲料)を圧倒的なスピードと優れたサービスで提供するドライブスルーショップを運営し、高い成長を続けている企業です。エスプレッソをベースとした飲料を中心に、カスタマイズ可能でユニークなコールド&ホット飲料を幅広く提供しています。手作りの高品質な飲料、ユニークなドライブスルー体験、コミュニティを重視する人間優先の文化が融合し、2021年12月31日時点で、米国の12州538店舗で出店されています。

ダッチ・ブロス : Dutch Brosの成り立ち
1992年にDaneとTravis Boersmaの兄弟によって設立された[BROS]ダッチ・ブロスは、オレゴン州Grants Passでダブルヘッドのエスプレッソマシンと押し車から始まりました。繰り返しになりますが、現在は米国の12州538店舗で出店されています。

ダッチ・ブロス : Dutch BrosのIPO・現在株価・チャート
[BROS]ダッチ・ブロスは、2021年9月15日にIPOにより上場。
IPO初日の終値は、36.68ドル。取引初日に株価が57%上昇し、62億ドル超の時価総額をしました。11月初旬に、76ドルをつけていますが、市場からは買われ過ぎと判断されたのでしょう、その後ダッチ・ブロスの株価は下落し、記事執筆時点の株価は、57.74ドルです。最新の株価は下記のチャートの様になっています。
IPO後180日間のロックアップ期間がありますので、ロックアップ期間終了は、2022年3月14日の予定です。3月14日からは、IPO前から保有していた株主がまとめて売却に入る可能性がありますので、株価の下落には注意が必要です。
ダッチ・ブロス : Dutch Brosの収益/売上(Revenue)
ダッチ・ブロスの売上は次の様になっています。

直近は2020年より売上を落とした状態で維持しています。
ダッチ・ブロス : Dutch BrosのEPS
基準:予想EPS < 実績EPS
直近EPS:(予想) 0.06 < (実績) 0.23
単位:ドル
EPSも前述のグラフに記載されています。グラフのとおり、予想 < 実績 と上回っており優良銘柄の基準を満たしていると考えています。
ダッチ・ブロス : Dutch Brosの営業キャッシュフロー(Operating Cash Flow)
基準:営業CFが毎年増えている事
ダッチ・ブロスの営業CFの実績は下記の様になっています。営業CFは四半期決算の推移を見ると一応右肩上がりで増えています。

ダッチ・ブロス : Dutch Brosの営業利益推移(Operating Income)
営業利益推移は、企業成長力を表します。
2021.9 | 2021.6 |
-114.98 | 9.32 |
営業利益は決算発表推移を見ると、下がっている様ですね。力強く成長しているとは言えないので、もう少し見極めが必要と考えています。
ダッチ・ブロス : Dutch BrosのPERの推移
IPO後まもない企業のため、PERは算出されていません。
PERの調べ方についてはこちら
ダッチ・ブロス : Dutch Brosのアナリスト予想・実績
基準:アナリスト予想 < 実績

繰り返しになりますがこちらのグラフより、最新決算は売上、PER共に、実績が予想を上回っています。この状態を今後の決算でも継続するか、要チェックです。
ダッチ・ブロス : Dutch Brosの将来性
なぜ、私が今更ダッチ・ブロスの様なビバレッジサプライヤー(飲料提供メーカー)に注目し調査を進めたかというと、ダッチ・ブロスの特徴が「単なる飲料提供をするだけの会社」に留まっていないためです。
ダッチ・ブロスは「カスタマイズ可能でユニークなコールド&ホット飲料」「手作りの高品質な飲料」「ユニークなドライブスルー体験」「人間優先の文化」、この4つを掲げており、これまでの飲料サプライヤーと比べると、ちょっと異なる特徴を持っていると考えています。事業の濠(参入障壁)となるブランドの確立を意識していることがよくわかります。
飲料メーカーのブランドとしては(飲料に限らず一般的なブランド認知としても)コカコーラが筆頭ですが、「コカコーラの特徴」と上記の「ダッチ・ブロスが目指す特徴」は被っていない様に見えます。コカコーラが刈り取れていない市場をダッチ・ブロスは取りに行こうとしている戦略だと思います。
私は米国にしばらく居た事がありますが、正直なところ実際にダッチ・ブロスを飲んだ事はないです。(ドクターペッパーは飲みましたが。) 投資をする前に実際に投資対象の会社の商品やサービスに触れることができればベストなのですが、今は日本に居るのでダッチ・ブロスを購入し、飲んでみる事はできませんね…。実際に飲んだ事ないのでダッチ・ブロスの店舗を想像してみますが、おそらくカスタマイズ可能なサンドイッチブランドのSUBWAYの様な販売スタイルなのだろうと想像しています。
今後のダッチ・ブロスの動向をチェックするための動機付けとして、私はまずは一株だけ購入します。また、ロックアップ期間が満了する3月14日以降に、追加で購入対象とするかを見極めたいと考えています。
投資は自己責任で。それでは。
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